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オムニバスゲスト講義でのアクティブラーニング(大人数編)

投稿日:2022.05.27

更新日:2022.06.13

正課科目において、毎回異なる社会人ゲストを招聘し、講演いただく授業がある。授業90分間は、冒頭のゲスト紹介を経て、ゲストの講演が60分間程、その後10分間の質疑応答、まとめで終了、というながれが多く見受けられる。

90分間をゲストと学生と全員でつくっていく、双方向の授業にするための工夫を紹介する。

準備するもの

  • 学生への事前課題:登壇者(社会人ゲスト)と所属企業・職務について調べ、登壇者への質問を3つ考えて授業に臨む
  • 登壇者への依頼:25分間程のご講演の内容を準備いただく

ポイント

登壇者が25分間で話しきれなかったことは、質疑応答の時間に、追加で話していただく。

質問した学生は加点するなどのルールを予めつくっておく。

質問した学生は質問後はマイクランナーになり、次の質問者にマイクをバトンのようにつないでいく

質問が途切れた場合はグループで再度質問を考える機会を3分ほどつくり、全員が思考を働かせ声を出すようにする。

手順

1

授業前:登壇者(ゲスト)にタイムテーブルの再確認・プリントアウトしたタイムテーブルシートを教壇に準備する

2

授業開始(6分間):導入として事務連絡、グランドルールの徹底、ゲスト紹介

3

アイスブレイク(4分間):学生は3,4名のグループで調べてきたことや質問しようと思うことを共有(ゲストもどこかのグループに一緒に入ってもらう)

4

ゲスト講演開始(25分間):依頼したテーマ・内容に沿って講演

5

グループワーク(5分間):ゲスト講演のなかで特に印象に残ったこと、質問の共有など

6

質疑応答(40分間):学生の質問にお答えいただく

7

ゲストより学生へメッセージ(5分間):最後に学生へのメッセージ・きょうの登壇で感じたことなども

8

クロージング(5分間):まとめ、事務連絡

9

事後課題:ゲストへのお礼のご挨拶として、学んだこと・印象に残ったことを具体的に3つ、計400字以上で記し、期日までにLMSを通して提出

該当カテゴリー

勝又あずささんの投稿「オムニバスゲスト講義でのアクティブラーニング(大人数編)」は次のライセンスの下に提供されています。

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