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少人数授業、全員によるマイクバトンの発展型

投稿日:2022.05.27

更新日:2022.06.13

少人数授業(12名程)の授業最終回などで、各自が学んだことを発表してもらう機会がある。

その発表を発表だけで終わらせず、発表者のほかに、質問役とコメント(エールを贈る)役をアサインし、学生同士で各自の発表を深化させ、意味づけあうセッションをつくる。

準備するもの

  • できれば机をはずして、椅子のみで輪をつくる(写真参照)
  • 発表役・質問役・コメント役のマークを記したカード(あるいはボールなどバトンのように渡しやすいもの)

ポイント

学生がこのワークに臨むにあたり、自身の発表だけでなく、他者(発表者)を理解し、問いかけひきだす、承認し応援するメッセージを考える。

また他者がどのような質問やコメントをしたかも参考にする。

全員が、"自分は発表した"でおしまいにしない(自分の発表パートだけを考えればよいのではない)、わかちあい学び続ける関係を構築する。

手順

1

学生も教員も全員が輪になり着席(あるいは起立して輪になる)

2

発表者をきめて(自薦他薦、合意のもと)、発表役カードを渡す。

3

その3名隣の学生に質問役カードを、さらに3名隣の学生にコメント役カードを渡す。時計回りで行うことを伝える。

4

一人あたりの時間配分(発表・質疑応答・コメント・感想)と全員実施しての所要時間と終了時刻を伝え、その時間内で行う認識共有

5

スタートする。ひとりのパートが終了したら、3人が各カードを時計回りに隣の学生へ渡し、次の学生がスタートする。

6

終了後の教員からのフィードバックは簡潔におこなう(既にフィードバックをしあっているゆえ、教員が長く話して、コメント役の学生のコメントをかぶせないように注意する)。

該当カテゴリー

勝又あずささんの投稿「少人数授業、全員によるマイクバトンの発展型」は次のライセンスの下に提供されています。

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