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読書習慣を育む「読書記録シート」

投稿日:2022.05.27

更新日:2022.06.17

授業で参考文献を紹介しても,学生はなかなか読んでくれません。本を読むという習慣がない学生も少なくないようです。

そこで,学生の読書習慣を育めればと思い,授業で「読書記録シート」を配布してみました。

準備するもの

  • 読書記録シート
  • 文献リスト

ポイント

点数稼ぎのために本を読む(あるいは読んだ振りをする)といったことが起こらないように,成績評価に反映させる場合はあまり大きな配点はしない。

手順

1

学期の初めに,学生に読書記録シートと文献リストを配布し,文献リストを参考にして授業に関係のある本で,自分が読みたいと思った本を自由に選んで読むように促す。

そして,1冊読み終わったら,読書記録シートに書誌事項と感想などを書いて,教員に提出するように指示する。

読書記録シート.doc

2

読書記録シートが提出されたら,内容を確認し,できればコメントを付して,返却する。学生が読んだ本のリストを作成し,クラス全体で共有するのもよい。

3

学期の終わりに,今学期の読書についての振り返りを読書記録シートの最後に書いてもらい,シートを提出させる。

読んだ冊数やページ数,感想の内容などにしたがって点数化し,成績に反映させる。

たとえば,100ページ以上読んだ本1冊につき1点を与え,上限10点まで成績に加算する,など。

読書を義務化しなかった場合は,ボーナス点として加点する。

該当カテゴリー

田中浩朗さんの投稿「読書習慣を育む「読書記録シート」」は次のライセンスの下に提供されています。

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