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プロジェクトの各グループ内を会社運営に

投稿日:2022.05.25

更新日:2022.06.13

1つの授業の中に複数グループを作ってPBLを運営している事例です。

この事例は短大の「起業と経営学入門」という授業で、毎年地元のカフェの協力を得てカフェメニューを開発し、期間限定で提供しています。

たとえば1クラス32人の場合、8人づつの4グループができます。1つのグループを会社とみたて、社長、開発部長、経理部長、人事部長、総務部長といった具合の役職を決めて運営します。グループの中(社内)での協力体制、グループ間(会社間)の前向きな競争意識や同じ役職の学生同士の協力関係がうまく機能するとフリーライダーも防げます。

準備するもの

  • 前年度の学生がまとめた報告書
  • ファイルサーバー(グループの作業用)
  • ブログ(グループごとの情報発信用)

ポイント

1つのビジネスプランを会社として運営していくためにはどういった役職が必要か、ということは、授業の前半に講義を通じて解説します。

会社ごとにサーバー上に作業用フォルダーの設置、情報発信用のブログの準備、1か月に1回程度は授業内で進捗状況報告プレゼンの実施等、会社運営を支援する環境をととのえます。

手順

1

授業の履修人数、プロジェクトの内容によってグループの人数を決定。

2

プロジェクトのテーマやグループごとの活動の概要を検討し、学生にも提示。

3

学生が希望する活動内容を書いてもらい、その回答を目安に教員がグループを決定(学生が決めてもよい)。

4

グループごとに必要な役職を洗い出し、役職を分担・決定。各社の組織人事の決定状況はクラス内や連携先にも公開。

5

プロジェクトの進捗を見ながら、クラス内の同じ役職者を集めての情報交換会を実施。

6

各グループ(各社)の運営状況と結果は報告書を報告書にまとめる。

関連情報

該当カテゴリー

長田尚子さんの投稿「プロジェクトの各グループ内を会社運営に」は次のライセンスの下に提供されています。

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