自己PR作文ワーク
自己PRの作文を作成するワーク。就職活動を始めると自己PRの作成で深く悩む学生が多い。急に作文しようとしてもなかなか進まず,何時間もかけた割に完成度が低い学生がいる。このワークでは,ほとんどの学生が250文字程度の自己PR文を実質15分で作成できる。1年生の段階では,そのまま就職活動で使えるような完成度を目指す必要はない。学生生活の中で何度かするであろう自己紹介で使える程度のものを目指す。
ワーク実施の特徴としては,「ほめらレター」ワークと組み合わせる点にある。最初,「ほめらレター」を実施して自分の持ち味を探し出す。その後,本ワークの中で持ち味を整理し,作文方法の簡単なレクチャーをしてから自己PRの作文を実施する。
自己PRは3年生になってからかき集めるのではなく,1年生のうちから意識し,無い場合は見つけ出し,既に持っている場合はさらに強化した方が良い。早い段階でこのワークに取り組むことによって大学生活における取り組み課題を明確にできると思われる。
参考:小倉泰憲(2016).ほめらレター」ワークの学生及び社会人への適用と有効性の検討 日本産業カウンセリング学会第21回大会発表論文集,pp.78-79.
準備するもの
- プロジェクター資料(下記)
- 配布資料:「持ち味の一例」
- ワークシート:ほめらレターワークで作成した「自分シート」
- ワークシート:「1.持ち味ワークシート」
- ワークシート:「2.自己PRワークシート」
ポイント
ほめらレターワークで作成した「自分シート」を忘れずに持ってこさせる必要がある。
また,「文章の作り方」のスライドではSDS法を紹介しているが,これは別の手法でも構わない。
ただし,ビジネス経験からはSDS方がオススメである。
いずれにしても,この「文章の作り方」をしっかりと説明しないと作文できずに固まってしまう学生が多くなる。
手順
1
プロジェクター資料
オフィスソフトが無くても参照できるようにPDFで用意しました。もとはパワーポイントなのでほしい方は個別にリクエストしてください。
2
準備
事前にグループ分けしておく。4人一組程度。
3
個人作業1(7分)
自己PRの簡単なレクチャーをした後,持ち味の例を読ませる。
4
個人作業1(10分)
「1.持ち味ワークシート」を完成させる。
5
グループワーク(5分)
グループワークの仕方を2分程度で説明し,グループワークを行う(3分程度で良い)。
6
個人作業2(17分)
文章の作り方のレクチャーをする(2分程度)。
「2.自己PRワークシート」に取り組ませる(15分)。
7
グループワーク(6分)
「2.自己PRワークシート」に書いたことを互いに紹介しあう。
8
実施例
該当カテゴリー
小倉泰憲さんの投稿「自己PR作文ワーク」は次のライセンスの下に提供されています。